ぶどうづくりの一年
ぶどうづくりの一年

ぶどうづくりの1年

「樹とともに生きる」をモットーに。

1年間の作業内容 タイトル下線

ぶどうが「ぶどう」になるには、とてもたくさんの工程を経ています。
作業のほとんどは、一房一房、手作業で進めているため、大規模に栽培することはできません。
こんな面倒なことをやっているのか!と知ってもらえると幸いです。

1年間の作業内容
1年間の作業内容"
  • 芽かき

    芽かき

    冬が終わり、暖かくなってきたら、ぶどうが芽吹きはじめます。必要な芽に栄養を集中させ、葉の茂り具合を調整するために、芽の数を減らします。

  • 誘引

    誘引(ゆういん)

    太陽の光が葉っぱ全体に当たるようにし、風にふかれて芽が折れてしまうのを防ぐため、ぶどうの芽をテープでステンレス線に固定します。誘引することで、後の作業もしやすくなります。

  • 房づくり

    房づくり

    房をそのままにしておくと、形や大きさが不揃いになってしまうので、育てたいところだけを残して、すべて切り落とします。農家によって房の形にこだわりがあり、当園では比較的大きめの房を作っています。

  • ジベレリン処理

    ジベレリン処理

    ぶどうの花が満開になったら、種のないぶどうをつくるため、ジベレリンという植物ホルモン剤を水に溶かした液に、ひとつひとつ房を浸けていきます。

  • 摘粒

    摘粒(てきりゅう)

    ぶどうの粒がふくらんできたら、粒を減らして、粒が大きくなるためのスペースを空けます。房によって粒の付き方が違うので、バランスを見ながらすべての房を見ていきます。時間と根気が必要な作業です。

  • 袋かけ

    袋かけ

    ここまで大切に育てたぶどうを、虫や雨による病気から守るため、袋をかけます。きれいに成長している房から袋をかけていき、残った房は切り落とします。袋をかけたら、あとは甘くなるのを待つだけ!

  • 収穫・販売

    収穫・販売

    暑さが厳しくなるころ、収穫と販売がはじまります。毎朝、ぶどうの色が見えるくらいに明るくなったら収穫に向かいます。収穫するのは、直売所で1日に売れる量だけ。毎日新鮮なぶどうを提供できるように、早起きしてがんばっています!

  • 剪定・結束

    剪定・結束

    ぶどうの紅葉が終わり、葉っぱが落ちたら剪定スタート。その年伸びた枝を切ります。切りすぎたり、残しすぎたりすると、樹全体の成長に影響を与えるため、剪定は最も経験値が必要な作業です。剪定が終わったら、枝の配置を決めて、棚に固定する「結束」という作業を行います。

  • ビニール張り

    ビニール張り

    ぶどう畑を覆うようにビニールを張って、簡易雨よけ施設をつくります。これで、雨が降っても仕事ができ、病気を防ぐことができます。特に、ジベレリン処理をするときに雨を気にしなくてよいので、安定して種なしぶどうを作れるようになります。